骨盤の基礎知識

骨盤のゆがみ度がチェックですが、まず、長方形(横50cm×縦30cm)の紙を床に貼ります。横幅の中央に縦線を書き、この中央線をまたいで立ってください。その姿勢で目を閉じ、ゆっくりと50回足踏みします。さて、足踏みの終了後に目を開けて自分の足の位置を確認してみて下さい。ちょっと驚くと思いますよ。
もしも右回りに移動していたら、それは骨盤が右にねじれている証拠なのです。同様に左回りなら左の骨盤のねじれです。この回転角度が大きくなるほど骨盤のゆがみも当然ながら大きくなっていると考えてください。足が長方形の紙から出てしまうような場合だと、骨盤が前後にもゆがんでいる可能性があり、こうした状態を矯正するわけです。
表題は「骨盤ストレッチ」ですが、まずは骨盤のゆがみ矯正が先決です。こうした骨盤のゆがみはある日突然になるわけではありません。それは各人の生活習慣の中でちょっとしたクセが長い時間の経過で少しずつゆがんでいくのです。
骨盤の位置は基本的に体の中心にあります。上は背骨に、下は股関節につながっています。形状では、腸や子宮、内臓を包み込むようになっていることが特徴的です。女性の生理、出産にも骨盤は深く関係しているわけです。
さて、骨盤のゆがみを治すには、背骨、股関節も同時進行で矯正・調整しなければなりません。骨盤のゆがみを改善すれば、骨盤ストレッチもより効果的になります。骨盤矯正の体操は特殊なものではありません。実に手軽で簡単です。